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≪大阪開催≫

モジュールプログラムWS

 大阪初となるモジュールプログラムWSを行います。マイケルチェーホフヨーロッパ(Michael Chekhov Europe)との共催で、マスター講師であるデイビッド・ジンダーを招聘します。

 

 マイケルチェーホフはスタニスラフスキーの弟子であり、師であったのスタニスラフスキーのシステムをより進化させました。システムが複雑で多岐に及ぶのと同じように、テクニックの概略を説明する図表を見て分かるように、マイケルチェーホフテクニックもツールや考え方など多岐に及び、短期間で包括的に学ぶことは難しいです。

 そこで国際的団体マイケルチェーホフヨーロッパ(MCE)は、演技を学ぶのに必要な要素(役作り、空間、観客との交流など)6つに分けて、その要素を実践的にテクニックで学べるようにしました。この分けられた要素をモジュールと言います。そもそもモジュールとは「構成要素」という意味で、それ一つずつで独立して機能できるものを指します。モジュールのイメージは、巨大合体ロボの一つ一つのパーツです。 

【モジュールプログラムの内容】

①メイキングコンタクト/生きたイメージ

 身体-想像力-感情 

 

②躍動する空間

 雰囲気-創造性のある自分-芝居

 

③役作りⅠ

 心理的身振り(サイコロジカルジェスチャー)

 

④役作りⅡー「私」はその人

 役作り-変身

 

⑤観客との対話

 与える-受け取る-分かち合う

 

⑥パフォーマンスの構築

 即興-構成-作品の様式

 

 今回のWSは、モジュールの1つ目となる「メイキングコンタクト:生きたイメージ」をテーマに行います。5日間に及ぶこのWSでは、役者は自分の殻を破り、より深くダイナミックな演技をする機会となるでしょう。また最終日にはマイケル・チェーホフヨーロッパから修了書が送られます。

 

 さらに今回はより広くチェーホフテクニックについて知っていただくために、デイビッド・ジンダー氏による講演「役者は体で想像する」も予定しています。こちらの情報も合わせてご確認ください。


モジュール➀「メイキングコンタクト:生きたイメージ」

〈身体-想像力-感情〉

 触れたしたとき、つながったとき私たちは変化します。私たちは自分につながるか、誰かに(一人または集団)または何かに(空間、物体、主題)につながることができるのです。つながることなしで、芸術的な仕事はできません。つながることを学び直し、向上し始めるとき、私たちの仕事や存在に変化をもたらすことができるのです。

 映像や舞台上での演技が本物として生き生きするために、俳優は内的なイメージや感情に瞬間的につながらなければなりません。人は想像力を誰しもが持っています。そして全ての芸術家が、それぞれの使い方を持っています。俳優にとって、80%の仕事は具体的な想像力なのです。つまりイメージは創造性の要なのです。アイディアや感情の燃料にもなります。では、どのようにしてイメージをつくるのか?キャラクターの感情にどうやって増大させるのか?どのようにイメージを具体化して、身体化させ、観客とそれをシェアするのか?

 マイケルチェーホフテクニックは無意識と想像力を身体的な現実につなげ、感覚と感情の世界を創り上げることができるのです。

 

≪使用するツール≫

集中力 / 想像力 / ジェスチャー / サイコフィジカルエクササイズ /ヴォイストレーニング / 動きの質 / 質、感覚、感情 / アンサンブル

 

【デーヴィッドジンダーよりメッセージ】 

舞台上での演技が真実であり、活気あるものにするためには、我々俳優は瞬間的に想像と感情の両方につながりに入っていきたいです。どのようにイメージを作り、具体化させるのか?どのように役の感情的な生活を成長させていくのか?このワークショップでは、私たちは、詩の中の集中力―想像力―ジェスチェー―詩のイメージを用いたサイコフィジカルエクササイズと、動きの質・アンサンブル・クオリティを・感覚・感情といったチェーホフテクニックの基本的な要素も通して、これらの問いに答えていきたいです。今回使用するテキストは日本の俳句になります。これを基軸に、俳優がどのように芸術的な仕事においてチェーホフテクニックの要素を応用させていくのかを学んでいきます。

 

In order to make our work on stage authentic and alive, we want to get into contact with both our inner images and our emotions within seconds. How do we create and embody images? How do they feed the emotional life of the character? In this workshop we will try to give some answers to these question through psycho-physical exercises in Concentration · Imagination · Gesture · Images in poetry, as well as basic elements of the Chekhov Technique: Qualities of Movement. Ensemble, Qualities, Sensations Feelings. The texts we will be working with are Japanese haiku poems, which will be the platform for learning how actors can apply these elements of Chekhov Training in their artistic work.

 

【主催者のメッセージ】

 このワークショップのテーマは「つながる」です。自分の体につながり、心につながり、相手とつながり、イメージとつながり、言葉とつながることで演技が輝き、命が芽生えます。とても基礎的ですが、もっともダイナミックなテーマです。このテーマを理解せずに演技をすることは表面的なものになります、このWSで俳優は小手先なしの演技の美しさを知り体験することができます。

 そしてこのワークショップでは台本は使いません。俳句のみつまりイメージと言葉のみです。役者にとってイメージを生み出し、それを使い、そしてイメージに変身することは必須のスキルです。イメージは俳優にとって自由にしてくれる翼です。的確な手法・指示、プロセス、集中力で役者は無限に羽ばたけ、美しくなれます。

 そしてデーヴィッドジンダーは大学で長年俳優の育成を行ってきました。明確なプロセスと熱意は、一回きりの経験ではなく、これからの俳優修業の確かな道筋を示してくれます。


※デーヴィッドジンダー氏は、昨年東京で役者がスタジオに集まってのオンラインWSをしました。そのときの写真が下記になります。

【テキスト】

俳句

※細かな指示に関しては参加者にお知らせします。

 

【日時】

 5345・6・711:00~17:00

    ※開場は10:30になります。

    ※5日間のWSになります。 

  ※途中休憩あり

  

【料金】

 特別割引:45000円(先着7名)

     通常 :50,000円

     見学 :3,000円(一日5名まで)

    ※通訳あり

 

【定員】

 20

 

【応募資格】 

  18歳以上、心身健康で、激しい運動ができる俳優

 

【場所】

 一心寺シアター倶楽

 大阪市天王寺区逢阪2-6-13 B1F

 JR天王寺駅より徒歩10

 地下鉄堺筋線恵美須町駅より徒歩10

 地下鉄谷町線四天王寺前夕陽ヶ丘駅より徒歩10分身振り

 

【申し込み】

  HPのAPPLICATION」より応募ください