モジュールプログラム

 モジュールプログラムとは、国際的な組織マイケルチェーホフヨーロッパ(MCE)がつくった6つのモジュール(演技構成要素)と1つのプロジェクト(実践)で構成された、マイケルチェーホフテクニックと演技を総合的に学べる演技プログラムです。

 このモジュールプログラムは、MCEから認定を受けた講師を招き行われます。ワークショップは全世界で実施されており、チェーホフテクニックを総合的にかつ、実践的に学べることで大変評判が高いプログラムです。日本では2018年・2019年に過去2回行われました。

≪ 三つの特徴 ≫

 国際的な講師がマイケルチェーホフテクニックを教えます。ドイツのハンブルク演技学校の校長や、イスラエルのテルアビブ大学の教授などのマイケルチェーホフヨーロッパのメンバーが来日して教えます。

 

 5日間に及ぶWSで演劇に必要な「想像力」「役作り」「空間」などの要素をチェーホフテクニックを使って総合的かつ実践的に学ぶことができます。

 5日間のWS受講後にはマイケルチェーホフヨーロッパから修了書が渡されます。


【モジュールプログラムの概要】

・各モジュール(演技構成要素)は5日間にわたって行われます。 
 ・全てのプログラムを取ることもできますが、モジュール一つだけ取ることができます。

 ・どのモジュールから参加しても、チェーホフテクニックが初めてという人でも参加できます。

 ・プログラムの一つである「制作プロジェクト」では、プロの現場でもテクニックかえるように、作品制作の現場を通して学んでいきます。

 ・プログラムはヨーロッパを中心に行われており、ドイツ、デンマーク、スイス、クロアチア、スペイン、フィンランド、アイスランド、オーストリア、トルコ、また最近では台湾、日本、シンガポールといったアジア圏でも行われています。

 今回東京で行うモジュールプログラムは、内容が多岐にわたるマイケル・チェーホフ テクニックを総合的に学べるプログラムで、6つのモジュール(演技構成要素)と1つのプロジェクト(実践)から成っています。紹介して3年目になる今年は、東京では三つ目であるモジュールⅢ「役作り①:サイコロジカルジェスチャー(心理的動作)」、大阪では一つ目のモジュールⅠ「メイキングコンタクト+生きたイメージ」のを行います。こちらは「モジュールⅠ」「モジュールⅡ」を受けていなくても、受講可能です。

 

【プログラムの内容】

①メイキングコンタクト/生きたイメージ

 身体-想像力-感情 

 

②躍動する空間

 雰囲気-創造性のある自分-芝居

 

③役作りⅠ

 心理的身振り(サイコロジカルジェスチャー)

 

④役作りⅡー「私」はその人

 役作り-変身

 

⑤観客との対話

 与える-受け取る-分かち合う

 

⑥パフォーマンスの構築

 即興-構成-作品の様式